【雑学】えっ、私の声って…!? 録音の声にショックを受ける理由を解明!
「自分の声、なんか変…」
スマホで録音した自分の声を聞いて、そう思ったことはありませんか?
普段耳にしている声と、録音された声のギャップに驚く人は少なくありません!
ではなぜ、このような乖離が生まれるのでしょうか?
1. 声の伝わり方の違い
普段、私たちが聞いている自分の声は、実は2つの経路で耳に届いています。
・外部伝導:スピーカー→空気→耳というように空気を通って伝わる
・内部伝導:頭蓋骨や身体の組織を通じて空気に触れず届く
録音された声を聞くときは、外部伝導のみであり、
自分が聞いている声とは違った印象を受けるのです。
2. 低周波音の影響
内部伝導では、頭蓋骨が低周波音を増幅します。このため、普段聞いている声は実際よりも低く、豊かな響きで聞こえます。しかし、録音された声にはこの増幅効果がなく、結果的に高く、薄い声に聞こえてしまいます。
3. 脳の認識と心理的反応
私たちの脳は、長年聞き慣れた内部伝導の声を「自分の声」と認識しています。録音された声を聞くと、イメージとのギャップが生じ、不快感を覚えることが多いのです。
MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究によると、ほとんどの人が自分の録音された声を聞くと違和感を感じる傾向があるとされています。
4. 声優やアナウンサーのアプローチ
プロの声の仕事をする人たちは、録音された自分の声に慣れるためのトレーニングを行います。自分の声を客観的に聞き、改善点を見つけることが上達への近道です。
5. 自分の声を受け入れるために
録音された声に慣れるには、何度も自分の声を聞くことが大切です。最初は違和感があっても、徐々に「これが自分の声なんだ」と受け入れられるようになるでしょう。
結論
私たちが聞いている自分の声と、他人が聞いている声には確かに違いがありますが、
それは人間の聴覚システムの特性です。
次回、自分の声を録音して聞いたとき、少し違和感を感じても大丈夫!
それはあなたの声の新しい一面を発見するチャンスかもしれません。
自分の声の多様性を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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